新型コロナウイルス対応とサッカーの戦術は似ている?

 久しぶりに医学関連の書籍を読んでみました。


感染症界の有名人、岩田健太郎先生が書かれた『新型コロナウイルスとの戦い方はサッカーが教えてくれる』です。


岩田先生は小学生から大学生までサッカー部に所属していたようで、サッカーの話題を交えながら新型コロナウイルスの対策について書かれています。

医学書と言うよりは一般の人向けに、感染症に対する正しい考え方を教えてくれています。

(サッカーの戦術と似ているかどうかは...?。少し無理やり感がありました😅のでサッカー関連の話題は省略します)


岩田先生は神戸大学の教授であり、地元のヴィッセル神戸のサポーターでもあります。

ヴィッセル神戸のサポーターからはヴィッセルのサポーターでもある感染症専門家ではなく、世界一感染症に詳しいサポーターと呼ばれているそうです。面白いですね。


新型コロナウイルスに関するメディアの報道を見て、漠然と不安になっている方にはおすすめの本です。


その中で私がなるほどを思った2つことに絞ってまとめてみたいと思います。


① マスクの効果を信じるな

新型コロナウイルスが流行してからは、街中の人はほぼ全員マスクをつけています。

しかし、マスクの本当の効果を知っていますか?

なんとマスクは感染症の予防効果はないとされています。なぜなら患者さんから放出されたウイルスは、とても小さく、私たちがしているマスクの目をすり抜けてしまうからです。

一方で患者さんがマスクをつける意味はあります。くしゃみや咳をするとウイルスを含んだ飛沫がマスクでトラップされるからです。

救急医:体外から出たての口元では、飛沫が大きくマスクの目で捕らえられるのですね。

ただ政府から配られたア◯ノマスクに代表される布マスクはいずれにしても効果がないと言われています。

一時期、マスクが品切れになりドラッグストアの前に行列ができていました。行列に並んでいた人は患者さんではなく、予防目的のマスクを購入しようとしている健康な人です。つまり安全ではなく安心を買おうとしていたわけです。

安全を求めるなら、行列に並ばないことが一番ですからね。

患者さんから出た飛沫は重いのですぐに重力で落下します。マスクをするより2mのソーシャルディスタンスを守っていることの方がよっぽど重要です。


② 国家間での死亡率の比較は意味がない

日本の新型コロナウイルス感染症患者の死亡率は低い。これは国民皆保険で国のシステムが優れているからだ。といった議論をテレビなどで聞いたことがあると思います。しかし岩田先生はこの議論は意味がないといいます。

なぜなら無駄に多くの検査をしていれば偽陽性者数が増え、もちろんその偽陽性者の人は死なないため、全体として死亡率が下がるからです。

救急医:むしろきちんと考えて対策をしている国は、検査する患者さんも絞っているため死亡率が高くなる可能性がありますね。



まとめは以上です。岩田先生の本は本書に限らず、いつも常識を疑って自分で調べ、考えるように!とメッセージが込められている気がします。


他にも多くのことが書かれているので気になる方がいれば実際に手に取ってみてください。


新型コロナウイルスとの戦い方はサッカーが教えてくれる


コメント

  1. イワケンさん。アツい発言が方々で話題になる方ですが、「感染症」という分野を医療関係者にも、一般の人にもわかりやすく教えて問題提起しようという熱意は素晴らしいと思います。
    サッカーの例がわかりやすいかは不明ですが笑

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    1. コメントありがとうございます。イワケン先生、熱いですよね。常識を疑う姿勢にいつも共感しています。

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