自閉症は津軽弁を話さない

久しぶりに図書館に行き、本を借りました。
7年ほど前、そこでアルバイトの青年に出会ったことを思い出しました。
探していた資料の場所を丁寧に教えてくれて好印象を持ちました。
その時は思いもしませんでしたが、現在は同じ救急科の一員です。
今も相変わらずの好青年です。


今回、そんな思い出の図書館で借りた本が『自閉症は津軽弁を話さない』。
タイトルに惹かれました。


私は地方出身ですが、方言がない地域でしたので自閉症の人が方言を話さないことは知りませんでした。ただ地域の特別支援教育に関わる人の中ではよく知られた噂だそうです。


著者であり臨床発達心理士の松本敏治さんはこの噂を検証するため各地域で統計をとり、その結果を考察したのがこの本の内容になっています。




著者いわく
①自閉症独特の言語学習方法
人は幼少期の言語学習において、親や友人など周りの人が話している言葉を聞いて覚えていくそうです。自閉症の人は周囲の人の聴覚情報からは言語を学習せず、字幕が表示でき、なおかつ繰り返し見ることができるビデオやアニメから言語を学習するそうです。それらは標準語で作成されているため、方言は話さないようです。


②方言の社会的役割
同じ方言を話す人に親近感を感じたり、あえて方言を話すことで距離を縮めるなど、方言にはコミュニケーション上の特性があります。
自閉症の人は他人とのコミュニケーションが苦手なのでそのような特性を使えず標準語を話すそうです。



自閉症は方言を話さないと今回初めて知りました。
方言が強い地域で方言を話さない子供を見たら子供の健診時のスクリーニングに使えるかもしれませんね。



自閉症は津軽弁を話さない


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