院内採用されている漢方薬の使用例

漢方薬は
・苦い。まずい。
・効いたかどうかわからない。
・長期間内服しないと効かない。
 みたいな印象を持っている方が多いのではないでしょうか。

慢性期の病態については確かにそのような印象がありますが、急性期の病態には漢方の効果は速やかです。頭痛・肩こりの葛根湯や花粉症の小青竜湯など私も身をもって速効性を経験しています。

今となっては救急科内で最も漢方薬に興味を持ってしまった私もポリクリで漢方薬に最初に出会ったとき、なぜ大昔の人が考えた薬を今も使おうとするのか疑問でした。



ときは経過し研修医になりました。
仕事のストレスが溜まったとき、特に夜勤明けに喉頭の閉塞感を感じるようになりました。頸部CTや内視鏡検査で精査しましたが、異常は見つかりませんでした。

そんな中、テレビで半夏厚朴湯のCMが流れていて、よく見るとなんと私が悩んでいた喉頭の閉塞感が適応と。これをきっかけに少しずつ漢方に興味を持ち始めました。
本格的に漢方治療をしている先生方からは見れば素人レベルですが、一応漢方薬の薬効・使い時についてまとめてみました。

漢方初心者にもわかりやすいよう内容最小限するため、当院で採用されている漢方薬のみ解説を書いてみましたのでご参照いただければと思います。

繰り返しになりますが、漢方素人が書いたものなので間違った情報があるかもしれません。その際はコメント欄で教えていただければありがたいです。


『院内採用されている漢方の使用例』
https://drive.google.com/file/d/1LkGvKC7iBNUqZXHAp3JL87vAnchiT_hX/view?usp=sharing


参考にしたサイト・本のリンク
『ツムラ漢方スクエア』
https://www.kampo-s.jp
『フローチャート漢方薬治療』
http://shinkoh-igaku.jp/mokuroku/data/823.html
『一撃 応急漢方』
http://www.nanzando.com/books/41201.php

コメント

  1. 大変わかりやすい解説ありがとうございます。仕事柄、半夏瀉心湯や白虎加人参湯はよく使用しますが、その他は不勉強でしたので大変勉強になりました。漢方もうまく使用できれば治療の幅が広がりますね。

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    1. コメントありがとうございます。最近は救急・急性期領域での漢方薬の使用が増えています。西洋薬を中心にカバーできないところを補完的に使用するのが、漢方薬の基本的な使用方法です。

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